出版社内容情報
5月に亡くなった詩人が、最晩年に書いた詩15篇を自ら編んだラストアルバム。連作小文「日々を楽しむ」6篇を大橋歩の画とともに併
5月に亡くなった詩人が、最晩年に書いた詩15篇を自ら編んだラストアルバム。『長田弘全詩集』以降、この三年間の詩は、旧友と巡ったシチリア島や、一人で訪れたイタリアの聖堂の風景にインスピレーションを受けたものが多い。また日常の、朝の空気や季節の移りと草木の変化を感受する心にみちている。「人生がよい一日でありますように」の一行で閉じられる詩集に、連作小文「日々を楽しむ」6篇を大橋歩のイラストと併せ収めた。
【最後の詩集】シシリアン・ブルー/カタコンベで考えたこと/円柱のある風景/夏、秋、冬、そして春/詩って何だと思う?/冬の金木犀/朝の習慣/アッティカの少女の墓/アレッツォへ/アッシジにて/フィレンツェの窓辺で/ハッシャバイ/ラメント/詩のカノン/One day【日々を楽しむ】ネムルこと/探すこと/ドアは開いている/習慣のつくり方/何もしない/お気に入りの人生
内容説明
シチリアの海の青、アレッツォの空の青。朝早く一人静かに起きて、本をひらく人。必要なものは、歩くこと、そして詩だ。新緑の季節に逝った詩人が贈るラストアルバム。
目次
シシリアン・ブルー
カタコンベで考えたこと
円柱のある風景
夏、秋、冬、そして春
詩って何だと思う?
冬の金木犀
朝の習慣
アッティカの少女の墓
アレッツォへ
アッシジにて
フィレンツェの窓辺で
ハッシャバイ
ラメント
詩のカノン
One day
日々を楽しむ
著者等紹介
長田弘[オサダヒロシ]
詩人。1939年福島市に生まれる。1963年早稲田大学第一文学部卒業。65年詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞。2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞、09年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞。10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞。14年『奇跡―ミラクル―』で毎日芸術賞。2015年東京都杉並区で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
ふう
lonesome
まさむ♪ね
aika