内容説明
物理学を学ぶうえで、数学的手法の習得は避けて通れない。厳密さにも配慮しつつ物理学の実際の場面において使えるようになることに主眼をおき、さらに他の本を参照しなくても理解できるよう、ていねいに解説。物理学の重要分野で頻出する、フーリエ級数やフーリエ変換、ラプラス変換、偏微分方程式の境界値問題、特殊関数について解説する。
目次
1 フーリエ級数
2 フーリエ積分とフーリエ変換
3 偏微分方程式の境界値問題
4 特殊関数
5 ラプラス変換
付録(フーリエ級数の一様収束;フーリエの積分定理の証明;鞍点法とベッセル関数の漸近形;直交関数系による展開と完全性;いくつかの補足)
著者等紹介
西森秀稔[ニシモリヒデトシ]
1982年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。カーネギー・メロン大学博士研究員、ラトガース大学博士研究員、東京工業大学理学部助手、助教授を経て、1996年より東京工業大学大学院理工学研究科教授。おもな研究分野は量子アニーリングおよびスピングラスの理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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