結晶転位論―鉄から窒化ガリウムまで

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621089637
  • NDC分類 459.93
  • Cコード C3057

出版社内容情報

古典転位論の要点から最先端―とくに半導体材料への応用まで、丁寧にわかりやすく解説した教科書。新しい材料開発のための必須の書。

内容説明

転位論を、基礎の要点から最先端―金属材料から半導体材料への応用まで、丁寧にわかりやすく解説した教科書。転位の本質に迫ることに加え、電子顕微鏡写真や、オリジナルの図を多用することによって、より深い理解が得られるように解説。また、理解を助ける例題・問題を多数収載。「転位は生きている」ことを実感し、その一方で、転位論の難しさも痛感しながら、第一線で実験屋として活躍してきた著者による畢生の転位論。転位論に苦しむ学生や、新しい材料開発のために日々転位と格闘している研究者、技術者の方々に必須の書。

目次

第1部 基礎(結晶学の要点;転位の幾何学;弾性論の基礎;転位の弾性論;転位と溶質原子との弾性的相互作用;転位の移動(パイエルス力)と増殖(フランク-リード源、バーディン-ヘリング源)
集団としての転位
面心立方(FCC)構造中の分解転位
六方最密充填構造中の拡張転位)
第2部 応用(規則合金、金属間化合物中の転位と強度の逆温度依存性;ダイヤモンド、閃亜鉛鉱、ウルツ鋼構造およびSiC中の転位;転位と巨視的な強度の関係;薄膜中の転位)
付録

著者等紹介

坂公恭[サカヒロヤス]
工学博士。三重県出身。1941年(父親の勤務の関係で)奈良県で生まれる。1969年名古屋大学大学院工学研究科博士課程修了。1977~1979年(2年間)英国オックスフォード大学・材料学科留学。(ブリティッシュ・カウンセル)Professor Sir Peter Hirsch、(故)Professor J.W.Christianらと共同研究を行う。名古屋大学助手、助教授、教授、名古屋大学エコトピア科学研究所特任教授、あいち産業科学技術総合センター研究員を経て、愛知工業大学客員教授、名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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