極論で語る腎臓内科

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621088869
  • NDC分類 494.93
  • Cコード C3047

内容説明

「数値、特にFENaに振り回されるな!」「不必要な輸液は有害です」「それでも日本の腎移植はトップレベル」国内および米国で培った臨床経験をもとに教える腎臓内科の『極意』。臨床の現場で遭遇する「疑問」を病態生理から解き明かす。『極論で語る』シリーズ第3弾。

目次

腎臓内科、まずはここから始めよう(急性腎障害―AKI)
腎臓は体内の水分のバランスを司る(脱水と浮腫―dehydration and edema;輸液について―fluid hydration)
酸に傾こうとする血液をアルカリに(酸塩基平衡の基礎―overview of acid‐base balance;血液ガスの読み方―interpretation of arterial blood gas;代謝性アルカローシス―metabolic alkalosis;代謝性アシドーシス―metabolic acidosis)
身近な検査項目を深く捉える(低ナトリウム血症と高ナトリウム血症―hypo and hypernatremia;カリウム―potassium)
最後に慢性期の腎臓管理を押える(慢性腎臓病―CKD;腎移植―kidney transplantation)

著者等紹介

今井直彦[イマイナオヒコ]
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院腎臓高血圧内科。1999年慶應義塾大学医学部卒業。1999年慶應義塾大学病院内科。2001年東京歯科大学市川総合病院内科。2003年慶應義塾大学腎臓高血圧内科。2005年米国コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院内科レジデント。2008年米国ミネソタ大学腎臓高血圧内科フェロー。2011年聖マリアンナ医科大学腎臓高血圧内科。2013年~現職

香坂俊[コウサカシュン]
慶應義塾大学第一三共心血管炎症学寄附講座特任講師、同医療科学系大学院臨床研究部門プログラム責任者。1997年慶應義塾大学医学部卒業後、国内で初期研修。1999年米国セントルークス・ルーズベルト病院内科レジデント・チーフレジデント。2003年同チーフ・レジデント。2004年米国ベイラー医科大学Texas Heart Institute循環器内科フェロー。2006年米国コロンビア大学循環器内科スタッフ。2008年~現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソーシャ

3
地味なイメージがある腎臓内科の考え方と魅力をいくつかのトピックを通してわかりやすく解説した本。網羅性は低いですが、ポイントをしぼった分、各トピックが丁寧に解説されていて、腎臓内科がいまいちよくわからないという人にとっては、とてもよい副読本になる本だと思います。(最低限の知識は必要ですけど)このシリーズで初めて読んだ本なのですが、他にもいくつか読んでみたいですね。2016/04/24

octave

0
内科医が知っておくべき腎臓領域の内容、たとえば輸液や酸塩基平衡、電解質異常などについて、端的にまとまっていて読みやすかったです。動脈血ガス分析も具体例が多くて分かりやすかったです。腎移植の話などは腎臓内科医にならなければあまり関係ないかもしれませんが、文体が軽いので一般教養として気楽に読めます。2016/12/14

あわわ

0
とてもよくまとまっていて、勉強になりました。

呼吸器内科医K

0
学生時代に読んだ時、読みづらいと感じて放り投げてしまった本です。腎臓内科ローテ中に読み返して、ようやく読破できました。 章立てがあまり体系的でないのが、読みづらさの理由でしょうか。いきなりAKIから始まって、脱水と浮腫、輸液ときて、酸塩基平衡、血液ガス、電解質異常・・・。各論が雑多に並んでいる印象を持ちます。 医者になったあと、基礎知識を入れてから読むと読みやすいのではないでしょうか。2020/08/08

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