内容説明
環境問題に取り組むためには、関与している現象を理解したうえで定量的に表し、結果を予測して対策を決めなければならない。しかし、環境中ではさまざまな現象が同時に起こり、それぞれが異なった学問領域と関連しているため、環境問題を複雑に見せている。本書は移動現象と物質収支という2つの考え方を軸に種々の現象を体系的にまとめ、モデル化を解説した入門書である。あわせて筆者の研究データをもとにデータのとり方やExcelを用いたデータ解析を解説し、学生だけでなく技術者にとっても有用な一冊である。
目次
環境問題に取り組むには
物質量の表し方と物質収支
物質収支の基本式
マクロの収支式
移動の駆動力と平衡
モデルのつくり方
モデルの特性と解法
環境測定の目的と誤差
データを用いたモデルの決定
データの分析・整理の方法
物質収支に着目したデータ分析の例
システム分析の例
Excelによる計算方法(ホームページにプログラム掲載)
著者等紹介
松藤敏彦[マツトウトシヒコ]
北海道大学大学院工学研究院教授、廃棄物資源循環学会会長、環境科学会理事。1983年北海道大学大学院工学研究科博士課程衛生工学専攻修了、工学博士。専門分野は廃棄物工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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