内容説明
環境にやさしい優れた建築をつくるには断熱・日射遮蔽・採光・自然換気について配慮することが必須の要件です。“課題”→“モデル化”→“実践”という実務に則した解説を行うとともに、理解を深めるため各所に「問題」を配し実践力を高める工夫を凝らしています。環境建築を目指すデザイナーならびに大学で建築環境計画を学ぶ方々にとって必読の1冊です。
目次
第1編 ガラスの家の室温と熱負荷―ガラスの家を通じて建築環境工学・建築環境計画の基本を学ぶ(ガラスの家/真夏の自然室温を求める;真夏の自然室温を下げるための検討;冷暖房の熱負荷)
第2編 熱・日射・採光・換気の基本を理解する(熱;日射;自然換気 ほか)
第3編 年間の省エネルギー効果の算定―PALチャート/外気冷房チャート/自然採光チャート(PALチャートによる年間冷暖房負荷の算定;外気冷房チャートによる年間冷房負荷の削減効果の検討;自然採光チャートによる年間消灯時間数の推定)
著者等紹介
猪岡達夫[イノオカタツオ]
1971年早稲田大学大学院・建設工学専攻建築設備修士修了。日建設計入社(大阪勤務)、設備部、データセンタ室長、環境計画室長を歴任。1983~91年三重大学建築学科非常勤講師。2001~03年京都大学建築学科非常勤講師。2003年6月日建設計を退職、同年7月より中部大学工学部建築学科教授。京都大学博士(工学)。空気調和・衛生工学会論文賞(1978年、1981年、1996年)。ASHRAE IBPA授賞(1978年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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