出版社内容情報
原理をわかりやすく解説し、典型例を解くことで古典論と異なる量子力学の考え方や手法を身に着ける。関連の最先端トピックスも紹介。
内容説明
原理的理解から、解いて使える量子力学へ。量子力学の基礎を初学者向けにわかりやすく解説し、典型例を用いてシュレーディンガー方程式を具体的に解き、どのようにして波動関数を求めるかをていねいに解説。摂動論等の近似解法も解説し、関連する数学的話題や最先端のトピックスもコラムで紹介。
目次
箱の中の粒子
伝播する粒子
調和振動子
中心力場
水素原子
磁場中の荷電粒子、対称性と保存則
角運動量の一般化とスピン
角運動量の合成
ケットベクトルとブラベクトル
摂動論
散乱理論
著者等紹介
江藤幹雄[エトウミキオ]
1990年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。日本学術振興会特別研究員。慶應義塾大学理工学部助手、講師、助教授、准教授を経て、2009年より同大学理工学部教授。この間、1998~1999年北海道大学量子界面エレクトロニクス研究センター客員助教授、1999~2000年オランダ・デルフト工科大学訪問研究員、2005~2006年東京大学物性研究所客員助教授を兼任。理学博士。研究分野は物性理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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