出版社内容情報
汎用プラスチックについてどんな分析法を用いて、どんな測定を行い、どんな情報を得ればよいのかがわかるように解説
内容説明
プラスチック分析の大きな目的は、分析した結果をフィードバックして性能を向上させることであり、製品開発には欠かせない。本書では、多様な成分を含むプラスチックの分析を企業等で初めてまかされても道に迷わないようにできることを意識してまとめた。本書で取り扱う分析法は、現場で活用されるもっとも基礎的で応用できるものである。汎用プラスチック、エンジニアリングプラスチックおよび機能性材料について、適切な分析法の選択、必要とされる測定方法、収集すべき情報などが体系的に理解できるよう解説している。これからプラスチック分析法を学ぼうとする読者にとっては入門書として活用できる本であり、プラスチック分析に従事する研究者・技術者にも座右において役に立つ一冊である。
目次
1章 プラスチック概論
2章 未知試料の定性法
3章 汎用プラスチックの特性と分析法
4章 エンジニアリングプラスチックの特性と分析法
5章 機能性材料の特性と分析法
6章 プラスチック添加剤の分析
著者等紹介
西岡利勝[ニシオカトシカツ]
1970年3月山口大学大学院工学研究科修士課程修了。1993年5月工学博士(東京大学)。前出光興産株式会社総合開発センター材料研究所。現在、株式会社日本サーマル・コンサルティング技術顧問、(独)製品評価技術基盤機構認定制度試験事業者(ASNITE試験)にかかる審査員および技術アドバイザー、高分子学会フェロー
寶崎達也[ホウサキタツヤ]
1984年3月大阪大学大学院工学研究科石油化学専攻前期課程修了。1992年1月工学博士(大阪大学)。現在、リケンテクノス株式会社分析センター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。