内容説明
量子力学建設から100年の時を経て、量子を自在に扱えるようになった「匠」たちが、その技を駆使し、自然の素顔を見せてくれる。物質の波動性と粒子性、波動関数、ポテンシャル障壁とトンネル効果、粒子の統計性、角運動量やスピン、水素原子の問題…など、量子系の実験を堪能しつつ、それを理解する道具を手に入れ、量子力学を学ぶことが、本書の趣旨である。
目次
第1章 量子の世界への招待
第2章 「波」について
第3章 波動力学
第4章 1次元の量子力学
第5章 さまざまなポテンシャル
第6章 粒子の統計
第7章 細いすき間を通過する電子
第8章 角運動量
第9章 スピン
第10章 3次元中心力ポテンシャル
付録A 量子力学と近似
付録B 数学公式・他
著者等紹介
勝本信吾[カツモトシンゴ]
東京大学物性研究所教授。理学博士。1983年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。1983年NTT茨城電気通信研究所、1986年東京大学理学部助手、1993年東京大学物性研究所助教授、2004年より現職。おもな研究分野は、低温物理学、量子物性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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