内容説明
信号をより高速化し、伝送距離をより伸ばすための回路実装設計技術の基礎を押えた専門書。シグナルインテグリティ(デジタル信号を正しく伝送する技術)の基礎を系統立てて記述。益々ニーズの高まる高速信号処理実現のための電子回路実装技術をわかりやすく解説。高速デジタル伝送回路設計者/ボードの伝送線路を担当するLSI設計者必携の書。
目次
避けて通れないシグナルインテグリティ問題
タイムドメインと周波数ドメイン
インピーダンスと電気的モデル
抵抗の物理的基礎
キャパシタンスの物理的基礎
インダクタンスの物理的基礎
伝送線路の物理
伝送線路と反射
損失のある伝送線路と立上り時間の劣化、材料特性
伝送線路のクロストーク
差動ペアと差動インピーダンス
シグナルインテグリティへのSパラメータの適用
電源分配ネットワーク(PDN)
著者等紹介
ボガティン,エリック[ボガティン,エリック][Bogatin,Eric]
AT&Tベル研究所、Raychem Corp.,Sun Microsystems,Interconnect Devices Inc.を経て、世界的なシグナルインテグリティのトレーニングサービスのプロバイダに成長したBogatin Enterprises社を起こし現在に至る。30年間以上、シグナルインテグリティと配線設計の分野で活躍。実装技術に関する著作は4冊
須藤俊夫[スドウトシオ]
東北大学大学院工学研究科修了。工学博士。東芝・実装技術研究センターを経て、芝浦工業大学工学部電子工学科教授。IEEEフェロー。専門は高速デジタル回路(高速ボード設計/電源ノイズ/電磁干渉)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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