内容説明
ナノテクノロジーの基礎を丁寧に解説した入門書。ナノテクノロジーは物理学、化学、生物学と広範な分野に及んでいるため、その全体像がつかみにくいのが現状である。本書は、物理的な考え方に沿って、ナノテクノロジーおよび関連する分野がわかりやすく解説されており、ナノテクノロジーの概要の学習に最適である。また、各章は独立しており、どこから読み始めても、初学者が内容を十分に理解できるように工夫されている。
目次
1 ナノテクノロジーとは
2 ナノ構造と量子効果
3 ナノ粒子
4 フラーレン、カーボンナノチューブ
5 超分子、分子集合体
6 ナノ複合材料と材料変換
7 バイオナノマテリアル・バイオアプリケーション
8 ナノ微細加工:トップダウン法とボトムアップ法
9 光触媒、光化学
10 ナノ解析装置
著者等紹介
今堀博[イマホリヒロシ]
1990年京都大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。現職:京都大学WPI物質‐細胞統合システム拠点教授。研究分野は有機化学、光化学
金光義彦[カネミツヨシヒコ]
1986年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。現職:京都大学化学研究所教授。研究分野は光物性物理学、ナノサイエンス
有賀克彦[アリガカツヒコ]
1987年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了(1990年工学博士)。現職:物質・材料研究機構WPI国際ナノアーキテクトニクス研究拠点主任研究者。研究分野は超分子化学、表面科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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