内容説明
有機合成の立場から、有機金属化学という学問分野がものづくりにどう役立っているかという観点でまとめた教科書。自然科学諸分野の発展とともに、有機合成によって創出された化合物は飛躍的に増加しており、しかもそれらの構造はますます複雑なものとなっている。本書は、炭素骨格の構築と官能基変換という、有機合成戦略の大きな2本の柱を念頭に置いて内容を構成。有機金属化学の歴史や発展に寄与した人物、エピソードも交えながら解説している。難しいと思わずに、有機金属化学の全体像をつかむことができる。
目次
1 有機金属化学の歴史
2 有機金属化学の基礎
3 有機金属化合物の合成法と性質
4 カルボニル化合物に対する反応
5 炭素‐炭素二重結合、炭素‐炭素三重結合への付加反応
6 ハロゲン化アルキルとの反応
7 酸化と還元
8 量論反応と触媒反応
著者等紹介
植村榮[ウエムラサカエ]
岡山理科大学工学部情報工学科
大嶌幸一郎[オオシマコウイチロウ]
京都大学大学院工学研究科材料化学専攻
村上正浩[ムラカミマサヒロ]
京都大学大学院工学研究科合成・生物化学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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