食料の世界地図 (第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 128p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784621081204
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0060

内容説明

世界の人びとが、何を、どこで、どのように食べているか、食料がどのように作られ、販売され、消費されているかなど、食文化と過程における問題点を世界地図とグラフでわかりやすく見せています。“食料の旅”には産業、技術、経済、社会、政治の要素がつねに変化しながら複合的に関係していることがわかります。自然科学と社会科学の観点から、世界の食を見渡している世界地図は、眺めているだけで、新たな発見に出会うことができるでしょう。

目次

1 現代の挑戦(進行中の問題;世界の食料供給;不均等な配分;環境に対する挑戦;水不足問題;栄養不足;栄養過剰;汚染)
2 農業(農業の機械化;工業的家畜生産;家畜への飼料の供給;動物の病気;農業におけるR&D;遺伝子組換え作物;農薬;化学肥料;土地利用の農業;土地所有権;都市型農業;漁獲漁業と養殖漁業;農業における生物多様性;有機農業;温室効果ガス)
3 貿易(貿易の流れ;家畜の輸送;貿易への補助金;貿易への依存;フェアトレード運動)
4 加工・小売・消費(主食;食習慣の変化;巨大食品加工企業;小売りの影響力;有機食品;食品添加物;外食;ファーストフード;アルコール;広告とマーケティング;市民の影響力)
5 統計表(農業;消費)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

7
4年前の本だが、データを刷新していけば動向を把握できる。焦点はTPPで農業にどんな問題が生じるか。言われているのは、自給率の低下であるが、『週刊ダイヤモンド』の特集では、農業の力を高く評価する記事が今週号であった。かねがね、貧困問題と食料、環境問題は相互依存、相互作用の関係にあり、貧困者が犠牲になる構造的問題をどう改善していけるか、がいつも問われている気がする。動物の病気(40-41頁)との項目では、昨今の鳥インフルエンザがまたもや問題化した。つまり、あんなケージに多数閉じ込められて肉にのみなるのはダメ。2013/04/11

noko

2
ちょっと古い本。食べ物の事全般についてデータと図で解説している。図も凝っている。毎年ビタミンA不足で、沢山の子どもが失明している。世界の人々の13%がヨウ素不足に苦しみ、甲状腺腫や子供の精神薄弱、大人の知能低下をもたらす。濃縮塩で対応可能。水はこれからどんどん不足し、水をめぐる紛争が起きる。安全な水を確保する事がアフリカの多くの国とカンボジアなどでは難しい。汚染された水や食品を摂る事で、毎年10億人が下痢をしている。日本は有機農業の面積が狭すぎる。国をあげて、正しい有機農業の政策と教育を進めた方が良い。2024/02/04

150betty

2
こういう高校の時の教科書みたいな本はたまに読むと非常に興味深い。穀物、食肉、どの国でどれだけ食料が消費されてるかまで包括的に記されている。図や地図もきれいである。2014/10/05

piro5

2
食料の主要な課題の概要。あらゆる課題に格差、不公平、持続可能性(の無さ)がある。個々の課題は紙面の都合上、深くは述べられていない。2014/05/03

yurari

0
図表がきれい。所々、ビジュアルに凝り過ぎて見にくい箇所もあったが…食および農に関して、俯瞰的な見方が出来る。生産、流通に関しては構造的な問題が多々あるなぁと考えさせられる。2013/06/11

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