内容説明
ワトソンの名著『組換えDNAの分子生物学』の第3版。初版からの“Short Course”の理念を貫きながら、最新の研究―RNAi、エピジェネティクス、ゲノミクス、がん、ヒトゲノム―などを取り入れ全面改訂。基礎的な解説に加え、組換えDNAが、医療・医学の分野でどのように応用されているか、理解がより深まるように実例を提示しながら解説。また、ヒトの遺伝子、ゲノムプロジェクトの将来など、組換えDNAにより生物学、分子生物学がどのような方向に進むのか、最先端の実験結果を交えた議論の展開など、研究の醍醐味に触れることができる話題も盛り込まれている。
目次
1 DNAの基本(DNAは主要な遺伝物質である;DNAからタンパク質への情報の流れ;遺伝子発現の制御;組換えDNAの基本ツール;真核生物の遺伝子の基礎的特徴;組換えDNAの新しいツールボックス;ゲノム内の可動性DNA配列;ゲノムのエピジェネティック修飾;RNA干渉は遺伝子の作用を調節する)
2 ゲノミクスの基礎(全ゲノム解読の基礎;どのようにしてヒトゲノムは配列解析されたか?)
3 ゲノムの解析(ゲノムの比較と解析;ゲノム配列から遺伝子機能へ)
4 ヒトゲノム(ヒトの疾患に関係する遺伝子の発見;がんの遺伝学的原理の理解;DNAフィンガープリントと科学捜査)
著者等紹介
松橋通生[マツハシミチオ]
東京大学名誉教授。有限会社東海バイオフォノン富士バイオソニックス研究所
山田正夫[ヤマダマサオ]
国立成育医療センター研究所成育遺伝研究部
兵頭昌雄[ヒョウドウマサオ]
東海大学開発工学部生物工学科
鮎沢大[アユサワダイ]
横浜市立大学国際総合科学研究科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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