出版社内容情報
縄文時代から現代の漆器産業まで漆・漆器のすべてが分かる本邦初の漆百科。低迷する現代漆器産業の再生に向けた提言を盛り込む。
内容説明
縄文時代から現代の漆器産業まで、漆・漆器のすべてが分かる本邦初の漆百科。縮小の一途を辿る伝統工芸・漆器産業はどうなる。再生への提言を盛り込む。漆器産業復活の鍵は化学製品のノーブルユース。その理由を本書に詳述。使い捨て文化の対極ロハス、スローライフには漆・漆器が似合う。世界に誇る漆工芸文化、漆・漆器産業のポイントをコンパクトに提示。
目次
1 漆の強さ・美しさ
2 漆、漆工芸のあゆみ
3 漆・漆器産業と化学産業
4 ヨーロッパと漆・漆器
5 漆・漆器産業の現状と将来
付録 主要二三漆器産地の概要と特徴
著者等紹介
山本勝巳[ヤマモトカツミ]
1941年愛知県生まれ。1963年横浜国立大学学芸学部社会学科卒業と同時に社団法人化学経済研究所入所、化学産業の調査・研究に従事、1987年~1999年同研究所常務理事・専務理事。2000年~2005年愛媛大学法文学部総合政策学科教授。現在、社団法人日本化学会化学遺産委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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