内容説明
「新概念としてのホスピタリティ」は、(1)不安の除去、(2)自立・対等・連携、(3)対等となるにふさわしい、などをキーワードとした人と人、人とモノ、人と自然との共生を視野にした相関関係について、その語源、歴史などから本来の意味を紐といたものである。また、ホスピタリティを基盤とした、インターコミュニケーション(交流を意味する)による同調昇華から、ウェルビーイング(安寧・健康・繁栄etc.)のある社会、つまり、未来遺産としてのホスピタリティ社会の形成を示唆するものである。
目次
第1部 ホスピタリティの基本概念(ホスピタリティの意義;ホスピタリティの起源と文化;文化遺伝子としてのホスピタリティ;ホスピタリティとサービスの語源と現代解釈;ホスピタリティとサービスの概念比較)
第2章 新概念としてのホスピタリティ(ホスピタリティの新たな学説;ホスピタリティのフレームワーク)
第3部 ホスピタリティの創造性(ホスピタリティの共創的相関関係;ホスピタリティの価値基準)
第4部 ホスピタリティの普遍性(ホスピタリティ社会の到来;未来遺産への道程)
著者等紹介
服部勝人[ハットリカツヒト]
日本ホスピタリティ・マネジメント学会会長。東洋大学大学院国際地域学研科・東洋大学国際地域学部教授。1943年生まれ。東京都出身。法政大学経営学部卒業後に株式会社日本コンサルタント・グループに入社。業界視察及び研修ツアー・コーディネーターとして数百に及ぶ海外を経験する。1974年以降、ブレイン・トラスターとしてトップ・マネジメントの企業戦略を指導。1990年より「ホスピタリティ」の研究者として数々の著書や学術論文などを発表。専門分野:ホスピタリティ・マネジメント学、ホスピタリティ学、ホスピタリティ実践学。所属学会・他:日本ホスピタリティ・マネジメント学会会長。日本経営学会。日本経営教育学会。日本地域政策学会。日本フードサービス学会。日本国際観光学会。ツーリズム学会。企業家研究フォーラム。(社)日本ペンクラブ。(社)逓信研究会。日本不老協会顧問。経営関連学会協議会評議員。特定非営利活動法人日本ホスピタリティ推進協会常任理事。(社)日本ブライダル事業振興協会講師。一橋大学大学院社会学研究科市民社会教育研究センタープロジェクト研究員。ホスピタリティ総合研究所所長。教職‐兼任講師:法政大学現代福祉学部(ホスピタリティ学原論)。高崎経済大学地域政策学部(ホスピタリティ・マネジメント論)。一橋大学社会学部(サービス産業論・寄附講座)。桜美林大学経営政策学部(ホスピタリティ・マネジメント)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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