内容説明
ボールを蹴るときに、体重をかける脚は支持脚ではなく、蹴り足である。ランニング動作でも、支持脚が軸ではなく、空中にある遊脚が軸となる。―本書の第1、2章は、二軸動作の実践に向けて、その具体的動作方法と智恵について、データや図版を豊富に交えながら解説。右動作と左動作の違いについても本邦初公開する。第3章以降では、二軸動作を通じて実際に競技力を向上させた指導者が、バスケットボール、陸上競技の指導実践例を具体的に示し、運動科学の受講体験を生かした大学院生が、スポーツ科学研究のあり方や、見つけ出した生き甲斐を実直に語る。最終章では、各種スポーツ動作とシューズの関係を、靴作りの専門家が秘話を交えて分かりやすく解説する。進化した二軸動作の最新知見の集大成。
目次
第1章 動作を通じ、考える
第2章 動作の実践に向けて
第3章 数値に表せる力、感覚でしかわからない力
第4章 バスケットボールの二軸動作の指導
第5章 陸上競技の二軸動作指導
第6章 ドラムの実践と研究
第7章 スポーツシューズの機能
著者等紹介
小田伸午[オダシンゴ]
1954年愛知県生まれ。京都大学教授。所属は、京都大学高等教育研究開発推進センター。人間・環境学博士。人間の身体運動やスポーツ動作に関する運動制御機構を心理・生理・物理の各方面から総合的に研究し、「二軸動作」という動作論を提唱している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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