出版社内容情報
《内容》 臨床医学で学習するさまざまな疾患を理解する上で、きわめて重要な病態生化学、病態生理学、病理形態学を実際の病理標本を提示・解説。従来の病理学で扱っていた「ヒトからの検体の病理形態学的な知見」を基盤とし,病気の本質的な病態を個体全体として、さらに臓器・組織レベル、細胞・分子レベルなどあらゆる手法を用いて得られた最新の知見を多数のカラー写真(病理検査の流れ、病理解剖の手順、症例、肉眼的所見、組織学的所見、画像所見等)を使って解説する、最新の「病態病理学」の教科書。
《目次》
第1章 病態学とは
病態学とは何か/病院における病理検査の役割/病理解剖の意義
第2章 細胞傷害と修復
細胞の構造と機能/細胞傷害の原因/細胞傷害の機序/細胞傷害の形態学的変化/細胞増殖と分化の異常/細胞・組織傷害の修復
第3章 遺伝子、染色体の異常
染色体の基本概念と異常/染色体異常による疾患/遺伝子の基本概念と異常/遺伝子異常による疾患/先天奇形
第4章 炎症と感染症
炎症の定義/炎症に関わる細胞/炎症のケミカルメディエーターと炎症反応/急性炎症/慢性炎症/病原微生物と感染症/日和見感染症
第5章 代謝異常
脂質代謝異常/糖代謝異常/蛋白質代謝異常/核酸代謝異常/色素代謝異常/無機物代謝異常/ビタミン欠乏症
第6章 循環障害
循環系の構造と機能/水腫(浮腫)/充血とうっ血/出 血/凝固機序と血栓症/塞栓症/梗 塞/側副循環/ショック/血圧の異常
第7章 免疫異常
生体防御のしくみ/免疫応答とその調節/免疫反応と組織障害/自己免疫疾患/免疫不全
第8章 腫 瘍
腫瘍の定義と分類/腫瘍の生物学的特徴/腫瘍の発生と増殖/腫瘍の広がり方と進行度/腫瘍の診断法/腫瘍の病理組織学的特徴と分類/腫瘍の疫学
第9章 老 化
老化と寿命/老化の機序/細胞の老化/組織・臓器の老化/個体の老化/老化による疾病の発症要因/早期老化を示す疾患
内容説明
本書は、臨床医学で学習するさまざまな疾患を理解する上で、極めて重要な病態生化学、病態生理学、病理形態学を実際の病理標本を提示して解説している。医師、看護師、助産師、保健師、薬剤師、臨床検査技師、細胞検査士、放射線技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士など、医療の各分野の専門職を志す学生にとって極めて有用な教科書である。
目次
第1章 病態学とは
第2章 細胞傷害と修復
第3章 遺伝子、染色体の異常
第4章 炎症と感染症
第5章 代謝異常
第6章 循環障害
第7章 免疫異常
第8章 腫瘍
第9章 老化
著者等紹介
長澤治夫[ナガサワハルオ]
宮城大学大学院看護学研究科兼看護学部教授
鈴木博義[スズキヒロヨシ]
独立行政法人国立病院機構、仙台医療センター臨床検査科科長兼臨床研究部脳神経研究室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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