食品―医薬品相互作用ハンドブック

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  • サイズ B5判/ページ数 542p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784621075487
  • NDC分類 491.5
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 医薬品効果の増減や、患者の栄養状態の変化を引き起こす可能性のある医薬品と食品間の相互作用に関するハンドブック。特定の医薬品と食品の相互作用についてのみならず非常に広範囲の領域を網羅しつつ、医薬品と食品の相互作用の科学的根拠をていねいに扱い、さらに現場における対応にも触れている点で今までにない多くの視点を提供する。本書は展望から始まり、薬物や栄養素の性質、薬物と栄養素の代謝に関する酵素機能の全体像が述べられた後、栄養状態へ及ぼす影響と効果について、薬物の性質が食物および栄養素および食物の非栄養素成分へ及ぼす影響と効果について、特定の患者グループや病状、あるいはさまざまなライフサイクルステージ(幼児期、小児期、妊娠中および授乳中、高齢期)に関係する薬物-栄養素相互作用について記述されている。最新の健康管理システムによる患者の安全性に大きな注意を払う上で特に有用であり、さらに臨床医が鑑定や識別をするときの手引書としても利用でき、反作用する薬物-栄養素相互作用を防ぐことにより患者のケアなどに最大限に活用できる。    

《目次》
I 医薬品-食品相互作用の概観
1 薬物-栄養素(食品)相互作用に関する展望
2 薬物の生体処理と生体反応
3 薬物代謝酵素とP糖タンパク質
4 栄養素の生体内処理と応答
II 薬物動態と効果への栄養状態の影響
5 タンパク質-カロリー栄養不良が薬物に及ぼす影響
6 薬物の体内動態と効果における肥満の影響
III 薬物の性質と効果への食物または栄養素の影響
7 薬物の吸収と食物
8 医薬品代謝に対する特定食品と栄養素でない食事成分の効果
9 グレープフルーツジュース-薬物相互作用の問題
10 薬効を最適化する栄養成分
11 サプリメントと薬品の相互作用
12 栄養素と相互作用するサプリメント
IV 栄養状態、栄養素の性質と効果にへの薬物の影響
13 薬物による栄養状態の変化
14 心臓病薬と栄養状態
15 葉酸に関与する薬物-栄養素相互作用
16 栄養状態に及ぼす抗てんかん薬の影響
17 薬物-栄養素相互作用:ミネラル状態への影響
V ライフステージによる薬物-栄養素相互作用
18 小児期における薬物-栄養素相互作用
19 薬物-栄養素相互作用:妊娠および授乳への考慮
20 高齢者における薬物-栄養素相互作用
VI 特定状況下での薬物-栄養素相互作用
21 癌患者における薬物-栄養素相互作用
22 移植における薬物-栄養素相互作用
23 薬物-栄養素相互作用と免疫機能
24 慢性病患者における薬物-栄養素相互作用
25 抗菌薬-栄養素相互作用:概略
26 経腸栄養患者における薬物-栄養素相互作用

内容説明

医薬品と食品との相互作用は、多くの医療実務者や研究者が強い関心をもち始めている。本書は、非常に広範囲な領域を網羅し、医薬品と食品の相互作用の科学的根拠を丁寧に扱い、さらに実際の現場における対応にもふれている。

目次

1 薬物‐栄養素相互作用の概説
2 薬物動態と効果への栄養状態の影響
3 薬物の性質と効果への食物または栄養素の影響
4 栄養状態、栄養素の性質と効果への薬物の影響
5 ライフステージにおける薬物‐栄養素相互作用
6 特定状態下での薬物‐栄養素相互作用

著者等紹介

Boullata,Joseph I.[BOULLATA,JOSEPH I.][Boullata,Joseph I.]
テンプル大学の薬物療法学教授で、ペンシルバニアにあるテンプル大学病院の栄養サポートならびにクリニカルケアのスペシャリストである。彼は、ペンシルバニア州立大学で栄養科学、フィラデルフィア薬科大学で薬学の学士号を取得後、メリーランド大学において薬学博士号を取得した。また、彼はジョンスホプキンス病院にて薬剤師研修を、メリーランド大学医学部で栄養サポートの研究員を修めた。Boullata博士は、栄養とクリニカルケアの領域における研究と著作に活躍しており、いくつかの章ならびに評論誌に執筆している。また、米国医療薬剤師会、米国臨床栄養学会、米国静脈経陽栄養学会、米国クリニカルケア医学会などのいくつかの全国的な専門的な組織の中で、アクティブな特別会員として活躍している。彼はまた二つの専門誌の編集委員を務めている

Armenti,Vincent T.[ARMENTI,VINCENT T.][Armenti,Vincent T.]
テンプル大学の腹部組織移植プログラムにおける外科教授として新しくスタッフに加わった。彼は以前にペンシルバニアのトーマスジェファーソン大学病院の移植部門の外科教授であり、代謝・栄養サポートサービスの管理責任者であった。彼はジェファーソン医科大学でMDを、トーマスジェファーソン大学で解剖学の博士号を取得した。彼はセントビンセント病院とニューヨークメディカルセンターにて外科技術を修めた。これはトーマスジェファーソン大学病院での腎臓ならびに肝臓移植の研究員の後のことである。Armenti博士は、移植と栄養との関連の研究で研究奨励金を受賞した。彼は妊娠に対応した二つの国家的データベースの運営を継続している。また、国外、国内、地域において講演活動を行うとともに彼の信頼できる仕事を紹介しており、多くの出版物や専門書を監修している。さらに米国外科学会の特別会員にも選ばれている。博士は、米国静脈経腸栄養学会、米国移植外科学会、米国移植学会、妊娠高血圧研究国際学会を含む国内外の学会の会員として活躍している。また、彼は協会や地域ならびの国の委員、二つの専門的な雑誌の編集委員として活動している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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