内容説明
現在の潮流である性能照査型設計法について詳しく解説するとともに、最も新しい「2002年制定コンクリート標準示方書」に準拠するため単位系も含め全面的な見直しを行った改訂版。分かりやすいオリジナルな図面や設計式の導出過程の丁寧な解説、実践的な例題、さらにはつまづきやすい個所に焦点を絞って解説する“One Pointアドバイス”など、本書の初版の特徴をさらに充実させた内容となっています。鉄筋コンクリート工学を学ぶ方々に是非ともお薦めしたい一冊。
目次
1 鉄筋コンクリートの基礎と設計法(鉄筋コンクリートの特徴と構造;鉄筋とコンクリートの材料力学;鉄筋コンクリート部材の設計法)
2 梁・柱部材の断面解析と終局限界(曲げモーメントを受ける部材;軸力と曲げを受ける部材;せん断力を受ける部材;ねじりモーメントを受ける部材)
3 平面部材の終局限界(面外力を受ける平面部材;面内力を受ける平面部材)
4 使用限界・疲労限界に対する検討(ひび割れと変形;疲労荷重を受ける部材)
著者等紹介
吉川弘道[ヨシカワヒロミチ]
1975年早稲田大学理工学部卒業。1987年度日本コンクリート工学協会賞(論文賞)。1987年度土木学会吉田賞(論文賞)。1989年度土木学会論文賞。1992‐3年コロラド大学土木環境建築学科客員教授。現職、武蔵工業大学工学部都市基盤工学科教授、工学博士、技術士(建設部門)。専攻は耐震設計、コンクリート工学
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