内容説明
レーザー冷却技術の発展により、原子の動きを非常にゆっくりにして波としての性質を現すことが可能となった。さらにその波はボース‐アインシュタイン凝縮で歩調を合わせて大波となり、さまざまな新現象を見せてくれる。
目次
レーザー冷却されたボース‐アインシュタイン凝縮が開く新しい世界
ボース凝縮体のコヒーレンス
原子波レーザー
原子線ホログラフィー
水素原子の陰と陽
原子気体のボース‐アインシュタイン凝縮は魔法の武器
スピン自由度とBEC
ボース凝縮体に渦をつくる光スプーン
BECの量子渦
量子相転移:超流動から絶縁体まで
フェルミオン原子冷却競争がスタート
ストロンチウム原子のレーザー冷却とその応用
著者等紹介
勝本信吾[カツモトシンゴ]
東京大学物性研究所
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