内容説明
本書は、半導体分野での世界的権威、Taur,Ningが最新VLSIデバイスの基礎についてまとめた名著“Fundamentals of Modern VLSI Devices”の翻訳。ディープサブミクロンVLSIデバイスにとって、とくに重要なパラメータや性能要因に重点をおきながら、最新のCMOSやバイポーラの基礎を解説。事前に必要とされる予備知識は、固体物理と半導体物理の入門的知識のみである。電気・電子工学分野の大学学部高学年から大学院の教科書、技術者・研究者にとっては知識を体系的に再整理する参考書、として最適。最先端デバイスの設計と最適化に必要な基礎~応用までを展開。
目次
デバイス物理の基礎
MOSFETデバイス
CMOSデバイス設計
CMOS性能因子
バイポーラデバイス
バイポーラデバイス設計
バイポーラ性能因子
CMOSプロセスフロー
最近のnpnバイポーラトランジスタ製造プロセスの概要
実効状態密度
アインシュタインの関係式
なだれ降伏の開始条件
サブスレッショルド状態での短チャネル効果の解析解
弱反転での量子学解
エミッタ抵抗とベース抵抗の決定
真性ベース抵抗
著者等紹介
芝原健太郎[シバハラケンタロウ]
1988年京都大学大学院博士後期課程電気工学第二専攻修了。工学博士。1988年~1995年日本電気株式会社勤務(超高速デジタルGaAs系FETや高集積DRAMの研究開発に従事)。1995年~1996年広島大学集積化システム研究センター助教授。1996年5月~広島大学ナノデバイス・システム研究センター発足に伴い同センター助教授(極微細MOSFETのデバイス・プロセスの開発に従事)
竹内潔[タケウチキヨシ]
日本電気株式会社シリコンシステム研究所主任研究員
寺内衛[テラウチマモル]
広島市立大学情報科学部情報工学科助教授
寺田和夫[テラダカズオ]
広島市立大学情報科学部情報工学科教授
堀敦[ホリアツシ]
松下電器産業株式会社半導体社開発本部
宮本恭幸[ミヤモトヤスユキ]
東京工業大学大学院理工学研究科電子物理工学専攻助教授
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