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内容説明
情報に関する広範な研究領域に総合的に関わる学問であり、計算機科学や情報工学だけでなく、生命科学や人文・社会科学の様々な分野をも包含する「情報学」に対して、主に国立情報学研究所に所属するさまざまな分野の専門家が、さまざまな見地からアプローチし、情報学の本質に迫る。高度情報化社会において人と情報システムとの自然な共生の実現を目的とする「シンビオティック情報システム」や、ビブリオメトリックス(計量書誌学)の手法を用いて研究評価について論考した「学術情報の流通と利用」等、情報学の多様な姿が示されている。
目次
1 情報学研究の将来像(国立情報学研究所が目指すもの;情報学の定義 ほか)
2 シンビオティック情報システム(人と情報システムの自然な共生を求めて;シンビオティック情報システムとは ほか)
3 学術情報の流通と利用(学術研究と学術情報;ビブリオメトリックスの構成 ほか)
4 情報資源と情報学研究(データ、情報、そして知識;データを使う情報学研究 ほか)
5 情報学研究への期待(IT時代の四つの本質)
著者等紹介
小野欽司[オノキンジ]
1962年東京大学理学部物理学科卒業。1972年スタンフォード大学工学大学院電気工学専攻修士課程修了。現職は国立情報学研究所教授・研究総主幹
上野晴樹[ウエノハルキ]
1964年防衛大学校電気工学専攻卒業。1971年東京電機大学工学部電気工学専攻博士課程修了。現職は国立情報学研究所教授・研究主幹
根岸正光[ネギシマサミツ]
1968年東京大学経済学部経済学科卒業。1976年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現職は国立情報学研究所教授・研究主幹
坂内正夫[サカウチマサオ]
1969年東京大学工学部電気工学科卒業。1975年東京大学大学院工学系研究科電子工学専門課程博士課程修了。現職は東京大学生産技術研究所教授
安達淳[アダチジュン]
1976年東京大学工学部電気工学科卒業。1981年東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了。現職は国立情報学研究所教授・情報学資源研究センター長
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