内容説明
ドイツの小都市で、典型的な大学町であったイエナが、18世紀の後半、ゲーテらの改革によってドイツ精神文化の中心地としての名声を全国にとどろかせるにいたった。この時代に、イエナを舞台に活躍した人々、ゲーテ、シラー、シェリング、そしてヘーゲルらの交友と確執、論争とその行方などを、ドイツ観念論の主役であったフィヒテの半生を追いながら綴る、ドイツ哲学への旅。
目次
第1章 イエナ
第2章 イエナ招聘までのフィヒテ
第3章 イエナの魂
第4章 フィヒテをめぐるイエナ精神世界の人々
第5章 無神論論争
第6章 フィヒテのベルリン移住まで
著者等紹介
石崎宏平[イシザキコウヘイ]
1928年、高知県生まれ。1954年、学習院大学哲学科卒業。同大学院修士卒業。学習院名誉教授。元学習院女子短期大学教授
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