内容説明
戦禍の残る第一次大戦後のヨーロッパでは、荒廃と廃墟の中から、新しい価値観、世界観が生まれ、とりわけパリを中心に本格的な消費社会、大衆社会の到来とともに、あらゆる文化―文学、演劇、美術、音楽、映画からファッションにいたる様々の文化が、絢爛と花開いていった。この本は、1920年代のパリを舞台に、20世紀文化の原点ともいうべきそれらの文芸と、それを創る人々が織りなす華やかなドラマの現場へと案内する。
目次
プロローグ ベル・エポックから戦後へ
第1章 1920年代文化の共通特徴
第2章 シュルレアリスムとアヴァン=ギャルド映画
第3章 「NRF」をめぐって
第4章 前衛劇とその周辺
第5章 コクトー―時代の顔
第6章 エコール・ド・パリ、モンパルナス、パリのアメリカ人
第7章 アール・デコ、シャネル、ブルックス
エピローグ 30年代から今日へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
3
★渡辺淳『パリ 1920年代 シュルレアリスムからアール・デコまで』2005.08.31- 2005.09.01 バクストの衣裳 リムスキー・コルサコフ『シェヘラザード』 ストラヴィンスキー『火の鳥』 ラヴェル作曲『ダフニスとクロエ』 ドビッシー作曲『牧神の午後への前奏曲』 1913 第5シーズン ストラヴィンスキー『春の祭典』 ニジンスキーの振り付け P018 ディアギレフ キュビスムのデモンストレーション 『パラード』1917 ディアギレフ 貴族 メセナであること 自ら自負 2005/09/02