内容説明
本書では、各分野で活躍した企業家たちの足跡を比較史的に検証し、彼らの着想や行動から、企業活動成功の秘訣を探るとともに、現代に通じる企業家精神を浮き彫りにしていく。すぐに役立つ近現代日本経営史年表30ページ収録。
目次
第1章 岩崎弥太郎・弥之助と渋沢栄一―会社企業の成立
第2章 長瀬富郎と二代鈴木三郎助―国産新製品の創製とマーケティング
第3章 鮎川義介と豊田喜一郎―新事業群の形成
第4章 小林一三と堤康次郎―都市型第三次産業の開拓者
第5章 小平浪平と松下幸之助―技術志向型事業展開と市場志向型成長
第6章 井深大・盛田昭夫と本田宗一郎・藤沢武夫―戦後型企業家と高度成長
第7章 中内功と鈴木敏文―経営戦略と流通革新
著者等紹介
佐々木聡[ササキサトシ]
明治大学経営学部教授。1957年、青森市に生まれる。81年、学習院大学経済学部卒業。88年、明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。静岡県立大学経営情報学部助教授、明治大学経営学部助教授を経て、99年より現職。博士(経営学)。主な著書に『情報と経営革新―近代日本の軌跡』(同文舘出版、1997)、『科学的管理法の日本的展開』(有斐閣、1988)、またテレビ教材総監修に『日本の企業家群像』全7巻(丸善、2000)などがある
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