内容説明
表面の構造解析において、表面の組成分析は必要不可欠な第一歩である。組成が不明では構造の正しい解析はできないからである。そのために多くの表面組成分析法が開発利用されている。本書は、表面組成分析法にはどのようなものがあり、それらはどのような特徴をもつのかを、実際の分析例を示しながら解説したものである。初学者の良きガイドブックとして、また経験を積まれた研究者にとっては、座右に置く備忘録として便利であろう。
目次
1章 序論
2章 内殻電子準位を利用する分析
3章 質量を測定する分析
4章 原子核反応を利用する分析
5章 組成分布の測定
6章 高感度分析