内容説明
日本の住宅やその町並みは、それぞれの地域によって様々な特色をもち、気候、風土、伝統、産業などと人間とのコミュニティな町づくりが求められています。いま、木造住宅の伝統的な姿を失いつつあるなか、固有の調査を続けてきた著者が、このノウハウをまとめています。部品化木造住宅、地域型住宅、職人ネットワークの提案などの具体的な構想は、これから取り組もうとする設計者、また消費者にも、示唆を与え、設計事例・施工事例を付しビジュアルにまとめた本書は、実務者にとって大きな手助けとなるでしょう。
目次
1章 日本の木造住宅の現状と問題点
2章 秋田の家
3章 喜多方の蔵づくり
4章 いばらきの家
5章 つくば・豊里の家
6章 千葉ニュータウンと都市型CHS住宅
7章 横浜・山手台4つの住宅・町づくり
8章 東海の家
9章 信州・更埴の町づくり
10章 高知の家とウッドタウン