出版社内容情報
《内容》 ヒトゲノム研究の発展から根本的に変容した分子生物をとりあげ,微生物中心の従来の分子生物学を人体の視点から発生,分化を軸に解説.狭い遺伝子病だけに限定せず各章ごとの重要疾患(動脈硬化,癌,免疫,老化など)を遺伝子から解説.
内容説明
ヒトゲノム研究の発展から根本的に変容した分子生物をみる。微生物中心の従来の分子生物学を人体の視点から発生、分化を軸に解説。狭い遺伝子病だけに限定せず各章ごとの重要疾患(動脈硬化、癌、免疫、老化など)を遺伝子から解説。わかりやすい図を多く用いる。哺乳類固有の遺伝学・スプライシング、3塩基対病、ゲノム刷込み、ミトコンドリア遺伝子等を重視。翻訳書の欠点である日本人固有の生化学値、疾患、代謝酵素、多型を考慮する。核心部分(コア)を解説する。
目次
1章 人体の遺伝子
2章 生体高分子の形成と素材
3章 酵素と代謝
4章 細胞と癌
5章 発生、分化、老化
6章 生体防御―炎症と免疫
7章 輸送系
8章 化学伝達と内分泌
9章 神経と筋肉
10章 遺伝子病と遺伝子治療