内容説明
タレント・向井亜紀。待ち望んだ妊娠と同時に発覚した子宮頚ガン。子宮全摘によって救われた自らの生命と、失われた子供の生命。赤ちゃんを産みたい―その願いが叶わなくなった時、選択した“代理母出産”という道。長く険しい道のりを、強い意志と勇気と愛をもって歩む姿が心を揺さぶる、真実の感動ストーリー。
目次
抱きしめたい。―天使と過ごした16週間
向井さんからのメッセージ
会いたかった。―代理母出産への挑戦
折原先生からのメッセージ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きぬりん
1
以前に読んだ原作本の単純な漫画化かと思いきや、そうではなかった。全体は「抱きしめたい。-天使と過ごした16週間」と表題作の2部構成で、前者では子宮頸癌の発症と中絶、その辛い経験からの克服が漫画化されている。後者は、代理出産を決意してから2度の挫折を経て最終的に双子の誕生に至るまで。原作の枝葉を切り落として重要な出来事に照明を当てていることで、流れが円滑となり読みやすい。原作者の代理出産の経験を理解するには、やはり子宮頸癌発症の時点から辿る必要があると思われるので、まずはこの本に当たることをお勧めする。2024/12/04