内容説明
本書は、電子が主役を演じる動的過程を中心に議論を進める。さらに、光、イオン、その他のプローブ粒子と電子との動的な作用についても詳しく議論し、特に表面の光学的な性質については、基礎的な事柄から表面に特有な問題まで詳述する。表面化学の新しい局面を拓くものとしてきわめて注目されている、陽電子やミューオンなど新奇なプローブ粒子の表面における振舞い等、最新の知見も紹介している。
目次
表面の素励起と応答関数
表面エキシトン
閉じ込められたエキシトン
表面プラズモン
表面増強ラマン散乱
非弾性トンネル分光
陽電子とポジトロニウム
ミューオンによる表面研究