内容説明
本書はヨーロッパの石造アーチ橋から近代の長大吊橋まで、構造形式ごとにさまざまな形態のデザインわ紹介していく。
目次
1章 桁橋・トラス橋のかたち
2章 斜張橋の再生と発展
3章 古典アーチ橋の系譜
4章 近代のアーチ橋
長大スパンの華―吊橋
感想・レビュー
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ヴェネツィア
309
著者の専門は橋ではあるのだろうが、主に構造力学、鋼構造学であるようだ。私は全くの門外漢なので知らないが、おそらくその世界では著名な研究者なのだと思われる。さて、橋だが、私からすれば、リアルト橋やポンテヴェッキオ、あるいはセゴビアの水道橋、本邦なら錦帯橋か眼鏡橋と、もっぱら歴史的、審美的な方向に関心の所在がある。一方、著者の興味・関心はどうしても橋の構造に向かうのだが、第3章「古典アーチ橋の系譜」は、私にとってはまさに幸福な出会いであった。また、ここではカレル橋などと共に中国の歴史的な橋も紹介されている。2022/10/04
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