出版社内容情報
懲戒処分の法的性格や手続等の基本を概観し、ハラスメント、業務命令違反、社内不正等が懲戒処分に該当するか、懲戒の種類と程度はどう選択するかを裁判例を基に丁寧に解説。
内容説明
懲戒の意味、懲戒権の根拠や法的性格、懲戒の種類といった労働法における懲戒処分の基本を概観し、企業内の服務規律違反や私生活上の非行が懲戒事由に該当するか否か、該当する場合の処遇の程度と実施する際の留意点を、裁判例とともに解説します。コンプライアンス違反に対する厳しい目線、セクハラ、マタハラや法制化されたパワハラ等各種ハラスメントの取扱いなど、適正な懲戒を判断し実行する必要が従来になく高まる昨今、本書は全企業の人事労務担当者必読の内容となっています。
目次
第1章 人事労務管理における懲戒の位置づけ
第2章 懲戒とは
第3章 懲戒の種類と程度
第4章 懲戒事由
第5章 就業規則の規定の仕方
第6章 懲戒処分の有効性
第7章 裁判例から読み解く懲戒事由ごとの量定判断
第8章 懲戒処分の実施
著者等紹介
石嵜信憲[イシザキノブノリ]
明治大学法学部卒業。1975年司法試験合格、1978年弁護士登録。以後、労働事件を経営者側代理人として手がける。2002~2004年司法制度改革推進本部労働検討会委員。2002~2010年日弁連労働法制委員会副委員長。現在、経営法曹会議常任幹事
岸聖太郎[キシセイタロウ]
2009年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2011年慶應義塾大学法科大学院修了、新司法試験合格。2012年司法修習修了(65期)、弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。2013年石嵜・山中総合法律事務所入所
豊岡啓人[トヨオカヒロト]
2014年東京大学法学部卒業。2016年東京大学法科大学院修了、司法試験合格。2017年司法修習修了(70期)、弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。2018年石嵜・山中総合法律事務所入所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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