内容説明
核分裂を利用した原子力発電が、問題点を指摘されつつエネルギー源としてその需要を伸ばしている現在、豊富に存在する水素を原料とし、石油に代る夢のエネルギーといわれながら、制御核融合がいまだに実用レベルに達しないのはなぜなのだろうか。本書は、制御核融合に伴う技術的困難と、それを一歩一歩克服してきた研究の歴史をやさしく語り、その現状と可能性を展望する。
目次
1 プラズマ物理学入門
2 核融合研究の歴史
3 トカマク時代
4 トカマク以外の核融合装置
付録(プラズマの基礎知識;電磁場中での荷電粒子の運動;荷電粒子の運動と磁気モーメント;流体としてのプラズマ;マクスウェルの方程式;電磁流体力学;輻射;流体力学的不安定性)
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