内容説明
相対性理論については、今までに多くの本が書かれてきた。そのなかで、本書は「物理法則の座標系からの解放」という一般相対論の本質にも関わる立場をとっている。シュッツの記述はやさしく、ていねいであり、初心者があまり慣れ親しんでいない重要な概念は、繰り返し別の観点から説明され、相対論をはじめて、しかもきちんと勉強しようとする学生には最適な教科書である。
目次
5 曲率の導入
6 曲った多様体
7 曲った時空での物理
8 アインシュタイン方程式
9 重力波
10 球対称星
11 シュワルツシルト幾何学とブラックホール
12 宇宙論