内容説明
本書は、光エレクトロニクスの分野を原子物理学・量子力学の側面から述べるのではなく、電磁気学・光学の側面からの解説を試みた教科書である。数式を丁寧に追いながら基礎から高度な領域まで詳しく記述した論理展開となっており、また物理的な意味等についての懇切・明快な説明により、光エレクトロニクスや量子エレクトロニクスの研究開発・応用に必要な基礎的知識の習得に好適な書といえよう。
目次
1 電磁波理論
2 光線およびビーム波の伝搬
3 ファイバ中の光の伝搬
4 光共振器
5 放射と原子系の相互作用
6 レーザ発振の理論
7 レーザ各論
8 第2高調波発生とパラメトリック発振
9 レーザビームの電気光学変調
10 光検出、光発振における雑音
11 光波の検出
12 光と音波の相互作用
13 誘電体光導波路における光の伝搬、変調および発振
14 レーザ応用の2例
15 半導体レーザ―その理論と応用
16 位相共役光学―理論と応用