内容説明
情報化社会では、新しい図書館が求められています。コンピュータ・ネットワーク、オンライン・データベース、電子出版、電子メール、電子掲示板、CATV等のコミュニケーション技術を駆使し、時代のニーズに応える図書館―それがエレクトロニック・ライブラリー(電子図書館)です。本書は、アメリカのある図書館を例に取り上げ、社会の動きの最先端をいく図書館の新しい姿を語っています。また、情報サービス産業の“影”となりがちなコミュニティ情報を公共図書館が拾い上げていく様子は、地域密着型の図書館を考える指針ともなるでしょう。
目次
1. 第三の波は本当に来るか
2. 電子時代における情報とは
3. 図書館と図書館員の新しい役割
4. 図書館・情報サービス機関は変わる必要がある
5. システム理論の応用
6. ハードウェア
7. 電子図書館を支える技能
8. これからの図書館・情報専門家
9. 将来の見込み
10. マギーの家―ひとつのモデル?
付録 電子図書館に関する意識調査票および用語解説