内容説明
この国には600万個の地雷が埋まっている。対人地雷は敵を殺すのを目的とせず、戦闘能力を低下させるために用いられる兵器だ。1人が地雷に手足を飛ばされると、最低2人が搬送に必要となり、同時に兵士の恐怖心をあおり士気をそぐ。カンボジアでは戦火が過ぎ去った今も、大勢の人々がその犠牲になっている。国の人口1140万、埋設されている地雷は600万個。写真集。小学4年生以上。
著者等紹介
小林正典[コバヤシマサノリ]
1949年、京都市生まれ。フリーのフォトジャーナリストとして世界72カ国を取材。’80年、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と写真契約、現在に至る。’82年、読売新聞写真大賞・報道部門1席。’89年、ニューヨーク国際広告フェスティバル・人権と平和の推進部門銅賞。’94年、国連写真家賞。’97および’99年、産経児童出版文化賞推薦。国内外での個展多数。日本写真家協会会員
藤原健[フジワラケン]
早稲田大学大学院を経て1974年、毎日新聞入社。岡山支局配属。’80年、大阪本社社会部配属。大阪府警担当キャップなどとして事件報道の一方で「飢餓・貧困・難民救済キャンペーン」にもかかわり、インドシナ各地で難民取材を続けた。2000年4月から大阪本社社会部長兼科学環境部長
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