めだかの本
魅惑の仏像 十一面観音―奈良・室生寺

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  • サイズ A5判/ページ数 109p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784620605685
  • NDC分類 718
  • Cコード C0671

目次

法力を吹きつける観音さま
優艶な十一面観音像
室生山をめぐる神と仏
室生寺の沿革史
室生寺の年表
室生寺金堂の仏像
鑑賞のガイド
「十一面観音像」一覧

著者等紹介

小川光三[オガワコウゾウ]
1928年、奈良市に生まれる。日本画・洋画を志して青年期を過ごす。父・晴暘の後を受け、飛鳥園を継ぐ。現在、株式会社飛鳥園社長。写真家。毎日文化センター講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

9
様々な表情をもつ仏像が美しくもあり、儚げでもある。「十一面観音の前進は、十一荒神というバラモン教の山の神で、ひとたび怒ったときは霹靂の矢で人畜を殺害し、草木まで滅ぼすという恐ろしい山の神であったのを、供養することによって善神に転じたとされています。そうしたことから、この観音は、天候や雨水を支配すると信じられるようになりましたが、我が国では、こうした天を支配する神々を天津神といい、この天に坐す神が降臨する依り代が神籬と呼ぶ霊木です…立木観音と呼ばれる立ったままの霊木を、観音像にしたものも各地に見られます」2019/07/09

5
奈良、室生寺の成り立ちの歴史や地理的特異性が詳しく書かれているのでとても興味深かった。この十一面観音が頬を膨らませおちょぼ口なのは、法力を私たちに向かって吹きつけてくださっているから、という知識は実物を拝む前に知りたかったな。十一面観音と天津神、地蔵菩薩と国津神の関係も知ることができてよかった。お地蔵さんはなぜ石で彫られているのか、ということへの疑問がこの本で解消できるとは思いもよらなかった。2014/09/14

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