出版社内容情報
2010年代以降書き継がれた本にまつわる数多の文章から精選。名著『野蛮な読書』で知られる著者が〈骨太に生きるためのメッセージ〉に満ちた極上のエッセイ集!
【目次】
内容説明
『野蛮な読書』から十五年、待望の読書エッセイ集!
目次
1 味わうひと―酸いも甘いもかみわけて
【対談】村上隆―器をめぐって
2 見抜くひと―人と時代をとらえる目
【対談】酒井順子―向田邦子の深層
3 独立独歩のひと―ひとりで生きる力
【対談】原田ひ香―有吉佐和子のおもちゃ箱
著者等紹介
平松洋子[ヒラマツヨウコ]
1958年、倉敷市生まれ。エッセイスト、作家。2006年『買えない味』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2012年『野蛮な読書』で講談社エッセイ賞、2022年『父のビスコ』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
24
平松洋子氏といえば数々の食のエッセイや週刊誌の連載のイメージが強いけれど、本に関してもこれだけ切り込める人だったと知り驚いている。最近の作家や作品にも触れているけれど、主に戦後の昭和作家の作品を通じた著者によるエッセイ。私が生まれる前の作家も多く、世代が違うこともあり触れる機会がなかった作品ばかりで、終始紹介を伺っている感覚だった。対象が食べ物から小説に変わっても、著者らしさは変わらない。2026/04/02
kum
21
平松洋子さんの読書エッセイ。多彩な本の紹介もさることながら、酒井順子さんとの対談『向田邦子の深層』、原田ひ香さんとの対談『有吉佐和子のおもちゃ箱』が特に興味深かった。私はたぶんどちらの作品もまだ読んだことがない。話題になっていたので内容も知らず買って積んだままの『青い壺』が対談の中で詳しく解説されていて、こんなに面白そうな話だったのかと俄然読みたくなった。2026/04/23
ユメ
20
平松さんのエッセイの大ファンで、中でも『野蛮な読書』『本の花』が好きなので、本書も刊行を楽しみにしていた。平松さんの本に対する高い熱量がひたひたと伝わってくる文章で、それが快い。「はじめに」で平松さんは、「本は、本を連れてくる。と同時に、言葉を紡ぐリアルな人間を目前に連れてくる。だから、確かなざらつきの手触りが一冊の本を生涯忘れ得ぬものにする」と語っている。本書のページの向こうには、平松さんという生身の人間が確かに存在していて、その熱い想いに触れるからこそ、紹介されている次の本へと手が伸びるのだ。2026/02/08
あんこ
17
平松洋子さんのエッセイはいくつか読んだことがあるが、読む度にまだまだ知らない本がたくさんあるなとこれからのことが楽しみになる。新刊が出ているのは知らず、たまたま書店でクラフト・エヴィング商會の表紙に惹かれ、手に取った。 序文の『本はただの書物ではない。〜書物と人物に出会う喜びに痺れるから、本を開く。読まずにはいられない。』という文に深く頷いた。 私にはまだまだ出会っていない本がなんと多いこと。人生の中で全てを読み尽くせはしないけど、時々どうしようもなく惹かれる一冊に出会えるからこそ、読書は面白い。2026/05/25
たっきー
14
読書エッセイ。読了本も未読本でも紹介されているもので読みたくなる本多数。対談も収録されていて、向田邦子をテーマにした酒井順子との対談と、有吉佐和子をテーマにした原田ひ香との対談が良かった。2026/03/15




