内容説明
チャットGPT、シンギュラリティー、量子コンピューター、DX…日本を代表する情報学者が、デジタル社会の行方を語り尽くす。研究活動50年間の集大成!
目次
1 科学技術と人間―知の土台に向かって(AIの論理をえぐる;人間はデータではない)
2 読書日記―さまざまな言葉の響きから(人間のモノ化に抗う;科学の限界を知る;共生の道を探る)
3 生成AIは汎用知になるか―情報・自然・無常(チャットGPTの衝撃;西洋の自然観と科学技術;AGIのめざすもの;自然のコンピュータ・シミュレーション;身体行為がつくる心と世界;東洋の「空観」;「おのずから」と「みずから」;鉄腕アトムとAI俳句;情報と自然をとらえ直す)
著者等紹介
西垣通[ニシガキトオル]
1948年生まれ。工学博士。東京大学名誉教授。日立製作所主任研究員、明治大学教授、東京大学大学院教授、東京経済大学教授を歴任。専攻は情報学、メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kotori
3
勉強になりました。筆者のいう「和魂洋才」は、私が予想していた内容とは全然違って、なるほどと思いました。思っていたより哲学的な内容が含まれていて、理解の追いつかないところもあったけど、デジタル社会を考える新しい視点をもらった気がします。エッセイをまとめたものがメインなので、読みやすいのもよかったです。2024/02/13
げんさん
2
ロボットの優しい言葉はちゃんと意味を持ち、心を慰めてくれる。だから、むろん恋愛の対象になるだろう。だがロボットの方が恋してくれることは決してない2024/08/28
takao
2
ふむ2024/06/20
なみきり
1
AIはどこまで進化するのか?知能を持つまでに至るのか?そうした世界はどうなるのか?を期待していたが、思想的な観点からの考察が多くモヤモヤ感が残る後味。ただし、警告を鳴らす意図がわかりやすく書かれています。2024/10/24
christinayan01
0
寄せ集め短編コラム集?誰向けなのかわからなかった。なんの連続性もない4ページほどのコラムがひたすら続く。途中からローマ帝国の話がでてきたり(しかも現代と何の絡ませもなく)世界観がよくわからない印象だった。読み手の問題でしょうか2025/04/23
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