出版社内容情報
ふだんの生活でちょっと気になる言葉を、日本語のエキスパート・飯間浩明さんが楽しく解説。
好評『日本語をつかまえろ!』の第2弾!
内容説明
人の数だけある「ことば」。時代とともに生きている「ことば」を追いかけよう!「ことばハンター」が、あなたを、日本語の森にご案内します。
目次
日本語には仮名がある
ややこし楽しい漢字
くり返すための記号
言える形と言えない形
あなたと私の秘密
作文を書く、詩を書く
時代は変わっていく
みんなに優しいことば
料理はことばが大事
方言でかんちがい
落語のたのしみ方
12ひきの仲間たち
色の名前もいろいろ
著者等紹介
飯間浩明[イイマヒロアキ]
1967年、香川県生まれ。国語辞典編さん者。『三省堂国語辞典』編集委員。国語辞典の原稿を書くために、新聞や雑誌、放送などから新しいことばを拾う毎日。街の中にも繰り出して、気になる日本語の採集を続ける。国語辞典を楽しむイベント「国語辞典ナイト」でも活躍
金井真紀[カナイマキ]
1974年、千葉県生まれ。文筆家、イラストレーター。「多様性をおもしろがる」を合言葉に世界各地で人の話を拾い集めて、文や絵にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冴子
18
前作が面白かったので、第二弾も購入。今放送されているドラマの中で松重豊さんが演じているのが、飯間さんをモデルにした人物らしく、言葉を街なかで拾って歩く様子が楽しい。私たちが新しいと思っている言葉が案外古くからあったり、東京方面の方言だったり、発見がある。新しく生まれても生活に根ざすには時間がかかり、その過程で消えていく言葉もたくさんあるみたいだ。言葉は生きているんだなぁ。2022/05/02
ニョンブーチョッパー
12
★★★☆☆ ひらがな、カタカナの呼び名の由来、同音の熟語が多いわけ、「「ミドリ」も「ムラサキ」も、草木の呼び名が色の名前に変わった」あたりは興味深い。2021/12/20
もべ
9
「焼く」と「炒める」の違いに注目して辞書漁りしてみたくなった2023/02/23
Ryoichi Ito
6
「日本語をつかまえろ!」の続編。日本語にまつわる様々な話題をわかり易く解説。おもしろい。 たとえば,「ゆでる」と「煮る」は,英語ではどちらもboilだが,明らかに意味は違う。日本語は語彙が貧困だと思っていたが,英語と比べるとそうでもない。もっとも,中国語はゆで方,煮方の違いを表すもっと多くのことばがあるらしいが。2024/08/26
joyjoy
5
「くり返すための記号」、見たことはあっても、その名前を知らないものばかりだったので、興味深かった。々「同の字点」、〻「二の字点」、ゝ「一つ点」、〱「くの字点」、〃「ディットマーク」。これら、「くりかえし」と入力すると変換候補に出てくるのか! でも、やっぱり手書きの文のなかで使ってみたいなぁ。他にも「ややこし楽しい漢字」など、面白く読んだ。今回は「おわりに」がなく残念。2022/07/22