出版社内容情報
認知症になっても、ぼくはぼく。
「コートはどこへ行った」「アゴがはずれた」など、ヘタウマ漫画家の本音炸裂、ほんわか脱力エッセイ。
内容説明
あるがままに生きてます。ヘタウマ漫画家の本音がポロリ。ほんわか脱力エッセイ。
目次
第1章 珈琲は好きだが、違いはわからない(喫茶店;モテ期;競艇場にて;道に迷う;お金 ほか)
第2章 コートはどこへ行った(モノマネ;具志堅さん;食レポとロケ飯;歩くのは得意;太川さん ほか)
著者等紹介
蛭子能収[エビスヨシカズ]
1947年生まれ。長崎県出身。漫画家、タレント。長崎から上京しサラリーマン生活を送りながら、1973年、雑誌「ガロ」で入選し、漫画家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
27
蛭子さんが、『毎日新聞』および『サンデー毎日』に連載していたエッセイをまとめたものです。蛭子さん、根っからのお人好しのようです。争いや暴力のにおいがなくて、仕事があって食べて行けて満足、できればギャンブルにもっと時間を費やしたい。そんな感じのエッセイです。TVの旅番組で楽しいトークをされているイメージがありますが、現在は、アルツハイマーとうまく付き合いながらコロナ以降、仕事量を減らしているそうです。さんまさんの番組のヒナ壇での屈託のない会話、面白かったなあ。TVでまた会いたいな。2025/02/26
Shoko
14
図書館本。2020年に認知症を公表された蛭子能収さんのコミックエッセイ。ギャンブルが好きで、自由気ままに生きているイメージの蛭子さん。認知症とも前向きに付き合っている様子、鷹揚自若としていて、テレビで観ていた蛭子さんらしいと感じた。そして、とても愛妻家なのにびっくり!一昨年には展覧会もされたとか。骨折を経て絵を描くことが好きだと再認識し、認知症になっても働ける!と身をもって証明した蛭子さん。お元気で、ギャンブルもほどほどに楽しみながら、奥様と仲良く過ごしてほしい。2025/07/20
ゆるまる子
10
(2022年55冊目)エビスさんが認知症と聞いた時はかなり悪い状況を想像してしまった。しかしこの本を読みながら認知症と向き合っている姿がわかり少し安心した。喪われて(うしなわれて)いく記憶を描けたのはよかったって、そうだよなあ。 毎日新聞とサンデー毎日の連載をまとめたものだが、全部は掲載されていない。全部読んでみたかった。イラストがあり文章があり入り込みやすい。エビスさんがお話ししているみたい。奥様の事が大好き、バス旅のロケの話、競艇の話、故郷長崎の話などまだまだ知りたい事だらけ(2021年8月発行)2022/06/26
emtb
5
蛭子さんのエッセイ。マンガ、イラスト付。お金が好き。だからいつまでも仕事をしたいし、ギャンブルも好き。ギャンブルでお金が増えることはないと知っているが、絶対にやめない。お金があれば舟券が買えるのにと思ってしまう。古希のお祝いに奥さんが金太郎飴を作ったら、そんなお金があるなら競艇資金にしたいと思い、デヴィ夫人から奥さんに指輪買ってあげなさいと勧められたら、ギャンブルに遣いたいなと思いながら渋々指輪を買う。嫌な仕事もギャラがいいなら引き受けてもいいかなというスタンス。そして奥さんが大好き。徹底しているし潔い。2022/04/08
山田申目
5
著者の絵は「へたうま」だいう評され方をされるそうだが、絵の素人と何か違う、と思わされるものだ。人物はへた、なのかもしれないが、それに付随する「もの」だったり、「ポーズ」だったり、絵の「構成」だったり、長年絵を描いてきた年季みたいなものが感じられる。機械の「ちょくせん」だったり、「光り方」だったり、省くところは省いて現代の複雑怪奇な時代を「で」「ざいん」している。2021/09/07
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