ひきこもり図書館―部屋から出られない人のための12の物語

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

ひきこもり図書館―部屋から出られない人のための12の物語

  • 頭木 弘樹【編】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 毎日新聞出版(2021/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 32pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月05日 01時07分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620326658
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

出版社内容情報

究極のステイホーム文学集、誕生!
『絶望名言』『絶望図書館』の名ガイドがおくる、「部屋から出られない人々」のためのアンソロジー。

内容説明

ひきこもるとは、いったいどういうことなのか?部屋の中で、何が起きるのか?ひきこもっている間に、人はどう変わってしまうのか?

目次

ひきこもっている間に忘れられる 散文詩 死なない蛸(萩原朔太郎)
ひきこもり願望 ドイツ文学 ひきこもり名言集(フランツ・カフカ)
鬼退治に行かない桃太郎 昔話 桃太郎 岡山県新見市(立石憲利・編著)
差別によるひきこもり ショートショート 凍った時間(星新一)
感染を避けるためのひきこもり アメリカ文学 赤い死の仮面(エドガー・アラン・ポー)
ひきこもりによる物の見え方・感じ方の変化 エッセイ 病床生活からの一発見(萩原朔太郎)
部屋から出られない苦しみ 日本SF小説 フランケンシュタインの方程式(梶尾真治)
ニートのつぶやき 大正文学 屋根裏の法学士(宇野浩二)
ひきこもりと植物 韓国文学 私の女の実(ハン・ガン)
究極の孤独 アメリカSF小説 静かな水のほとりで(ロバート・シェクリイ)
ひきこもり実験の結果 漫画 スロー・ダウン(萩尾望都)
番外編 ひきこもらなかったせいで、ひどいめにあう話(頭木弘樹)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

405
「ひきこもることで、人はさまざまなことに気づきます」。冒頭の 館長(頭木弘樹)からのご挨拶、でグッと読む気になってしまった。副タイトル「部屋から出られない人のための12の物語」とあったが、そうでない人にも魅力的な掌編が集められたアンソロジーだった。鬼退治に行かない『桃太郎』、ひきこもっている間に忘れられた結果の『死なない蛸』、物言わぬ植物となってしまった妻『私の女の実』…。この本に集められなかったら、どれも読めなかったような逸品揃い。コロナ時代の今、だからこそ読みたい1冊だった。→2025/02/21

青乃108号

125
アンソロジーは、いろいろな作家のいろいろな作品を1冊で楽しむ事が出来るので、おトク感のある本なのだけれど、この本に関しては何故かホームセンターとかで売られてる、1980円の【70年代ベストヒット】みたいなタイトルのCDの様に安っぽく思えた。印象に残る作品はいくつかある(特に宇野浩二の「屋根裏の法学士」は凄く良い)のに、全体でみるとただごちゃごちゃ詰め込まれた印象で、良いとは言えない。2022/04/13

ベイマックス

102
面白いアンソロジーでした。12作品。手紙や詩やSF作品、翻訳作品もあり。解説付きが親切。◎カフカの言葉はしみる。◎『桃太郎』といえば、芥川龍之介の作品を思い出す。2022/12/09

ネギっ子gen

92
ナザニエル・ホーソーンによる「巻頭の言葉」が良かったです。この方って、『緋文字』のホーソンでは、と思って調べると、今はこの読み方になっているのですねぇ……。知り合いに書いた手紙の一節から。<私はひきこもっています。/そうしたかったわけではなく、/そんな生き方は想像したこともなかったのに。/囚人を地下牢に入れるように、/私は自分自身を部屋に閉じ込めてしまいました。/今ではもう、どうやって部屋から出たらいいのかわかりません。/たとえドアが開いていても、/外に出るのが怖いのです>。編者のセンスに敬意を表します。2021/10/07

吉田あや

89
ひきこもりを肯定するのでも否定するのでもなく、ひきこもることで起きる変化や気付きを描いた文学を集めたアンソロジー。萩原朔太郎、フランツ・カフカ、星新一、エドガー・アラン・ポー、萩尾望都、上田秋成など、大好きな作家さん揃いで手に取った本書。作家陣は勿論、収められた話のチョイスや並びの全てから編者の愛情が伝わる素晴らしいアンソロジーで、冒頭のホーソーンの言葉で一気に惹き込まれる。そして始まりの散文詩、萩原朔太郎「死なない蛸」の凄み。(⇒)2021/09/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17112540
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品