出版社内容情報
人気作家たちがおすすめする、古典、エンタメ、最新作。
豪華な執筆陣に加え、和田誠のイラストも多数収録したブックガイドの決定版!
内容説明
手に汗握る娯楽作、何度でも読みたい名作、現役作家の話題作、テーマで選ぶ異色作…毎日新聞「今週の本棚・この3冊」約20年分から選りすぐった、ベスト・セレクション。作家たちが実作者ならではの視点で名著のたのしみを語る!
目次
1 物語に遊ぶ(江國香織・選―クレイグ・ライス;若島正・選―エルモア・レナード ほか)
2 わたしを作った本(北杜夫・選―トーマス・マン;吉村昭・選―丹羽文雄 ほか)
3 作家VS作家(沢野ひとし・選―椎名誠;今江祥智・選―長新太 ほか)
4 テーマで読む(小川洋子・選―動物;椎名誠・選―漂流記 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
29
毎日新聞書評欄の「今週の本棚・この3冊」を書籍化。2001年から2016年の連載からのベスト・セレクション。作家別、テーマ別で、作家や評論家がベストな3冊を紹介する。選ぶ側も実作者であるので、ただの読者目線ではないチョイスと解釈が面白い。島田荘司・選のコナン・ドイルの回など、ひとつの探偵小説論として読めるし、道尾秀介・選の久世光彦の回は、小説家としての矜持と出版界への深刻な憂いが綴られている。挿絵にも注目だ。選者と選者が取り上げた作家が仲良く並んで描かれている。(つづく)2020/03/03
サラダボウル
11
作家がそれぞれに、推し作家の3冊を見開き1ページごとに紹介。和田誠さんの挿絵が、その二人の対面でとてもいい。たとえば久世光彦が白洲正子と。中村文則がドストエフスキーと。読書筋力が落ちているとき、こういう本は、また読むぞ-!となって楽しい。2024/01/07
夏帆
9
読む本に困ったら読みたい本。好きな作家さんが選んでいる本を読んでも、逆に好きな作家さんを選んだ作家さんの本を読むのも良いなぁ。テーマ別に選ばれた本もあるので気分でも選べます。本当にたくさんの作家さん、タレントさんが選ばれているので好きなものもあれば、あまり得意ではない分野のものもありますが、気になった時に好きな部分だけ読んでも良い本だと思います。参考書として部屋に置いておきたいです。どれも読むのが楽しかったですが、個人的には2人とも大好きなので川上弘美先生の選んだ江國香織先生の本が良かったです。2021/07/11
不見木 叫
8
意外な作品を推していたり、他のインタビューなどでも言及する作家の本であったりと、エッセイ集としても書評集としても読めました。読みたい作品がさらに増えてゆく……。2020/06/15
pitt
7
作家が選ぶ名作名著。作家の方々が書いているだけあって、どれもこれも興味がわいてくる。好きな作家の好きな作品は一通り読んでみたい。読みたい本がまたたくさん増えた。2021/03/24
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- 和書
- カンガルーのルーおばさん