出版社内容情報
“移民解禁”は人手不足に喘ぐ日本経済の福音である! 外国人材によってビジネスを伸ばすための鉄則を先行事例から探る。入管法対策の必読書。
内容説明
移民大国化する日本のビジネス現場を経済ジャーナリストが徹底取材!衰退期を迎えた日本、優秀な移民の活用で競争力を取り戻せ!ダイバーシティへの対応が日本企業を強くする。毎日新聞「経済プレミア」好評連載の書籍化。
目次
第1章 移民は人口減・人手不足の特効薬(このままでは先進国から陥落する日本;スズキ社長が移民に熱視線を送るワケ ほか)
第2章 労働者としての移民の特徴を知る(すでに解禁されている大卒外国人が狙い目;法・制度の「抜け道」には摘発リスク ほか)
第3章 移民政策は日本をどう変えるのか(アメリカ経済復活の立役者は移民だった;移民は日本人の職を奪うのか ほか)
第4章 企業を伸ばす移民活用の鉄則(外国人材で事業を伸ばした企業が掲げる「鉄則」;「このまま国に帰れない」という移民の粘り強さに学ぶ ほか)
著者等紹介
永井隆[ナガイタカシ]
1958年生まれ。群馬県桐生市出身。明治大学卒業。1992年、記者をしていた東京タイムズが突如休刊し失業を経験。フリージャーナリストとして独立。雑誌や新聞、ウェブで精力的に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ワッピー
29
少子高齢化が急速に進む日本の分岐点。働かない日本人の高給取りの代わりに外国籍労働者を受け入れて日本経済の沈下を防ぐのは理にかなっているが、日本の都合だけではうまくいくはずはない。日本に優秀な人材が来ない人事制度の欠陥、先行モデルとして群馬県太田地区・大泉地区の成功とトラブル事例等を呈示し、外国籍労働者の受け入れには対話と教育、相互理解が必須と結論。同質性神話に胡座をかいて日本人にすらそういうことをしてこなかった日本の多くの会社にツケが回ってきたようにも思います。長らく続いた日本株式会社幻想の終焉ですね。2019/12/18
デンプシー
2
改正入国管理法は移民解禁であるにもかかわらず移民を移民と認めないことの問題点を多面的にしてくれる。わかりやすい。 悪質ブローカーを排除し、夢を持って日本に来る外国人をリスペクトを持って、受け入れる国であってほしい。2020/02/06