出版社内容情報
コラム道30余年の目利きが選ぶ今年のベスト映画・スポーツ・芸能など娯楽情報満載でこの一年を振り返る。毎年恒例世俗観察コラム集
内容説明
この道30余年の“目利き”が推す映画、本…娯楽と雑談。退屈してるヒマなし!具だくさんコラム2017。
目次
百歳と百五歳・真実へのくどさ・口承文学というもの
悪の帝王が…・チャランとアラキ
全世界震撼!?・メリルの愛嬌
小津の聖地へ・必見のドキュメント
マンボの国・K子の貧乏話
風の歌を聴け・大先輩たち
リアル忠臣蔵・ロックンローラーたち
ワセダは今…・年末年始映画案内
物との別れも・大火に震えて・試写室にて
ピアフに憑依・おばあさん猫・いいってことよ!〔ほか〕
著者等紹介
中野翠[ナカノミドリ]
早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社勤務などを経て文筆業に。1985年より『サンデー毎日』誌上で連載コラムの執筆を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりくに
32
立ち読みする週刊誌のコラムが二つある。一つは奇跡的な復活を遂げた週刊文春の「小林信彦」さん。もう一つが、このコラム集のサンデー毎日の中野翠さん。ところで、「クラゲ」が大好き!加茂水族館には二回も行って、ずっと「クラゲ」の前にぼーっと座ってた。「水母」の字は知ってたが、「海月」は知らなかった。「ふわふわ」漂う姿が、頭に浮かぶ。中野さんのコラムは「ふわふわ」しているが、しっかりした芯がある。彼女は、寺島実郎さんの言う「まっとう」な保守。月の初めは、最近彼女が凝っている俳句。「泣くほどの 悲しみもなく 秋の空」2018/09/13
おかむら
31
サンデー毎日連載コラムをまとめた本。通算何冊目になるんだか? 毎回タイトルが違うので通し番号つけて欲しいなり。そして、中野さん70歳超えてるー。嗚呼年取るわけだよ自分も。ここ数年時事ネタ芸能人ネタがややあっさりしてきてるのは枯れてきたせいなのか残念。まあ、こっちは酒井順子(週刊現代)がいるからいいかー。今回のオススメ映画「ベイビードライバー」やにドントプリーズ」はやっぱりね! 「パターソン」と「ハクソー・リッジ」は見逃したー大失敗。2018/02/08
かめぴ
11
サンデー毎日のコラム本。最近の話なので読んでいてそうそうと思ったり、思わなかったり。星野源(オモエもん)の話が2度も出てきて、それが一番うれしかったこと。。2018/06/03
小豆姫
9
2017年一年分の週刊誌コラム。あんなことこんなことあったなあと懐かしい。映画の話が多いのも嬉しい。2022/02/23
hitotak
3
テレビ番組の感想がけっこう書かれていて、割と同じ番組を観ていることが多くて楽しい。電車や試写会場で遭遇する周囲に無関心な人々へのいらだちや、スマホ絡みのストレスが繰り返し書かれているが、そんなに嫌な気分にならず、どこか笑えるのは中野さんの筆力と達者でかわいいイラストのおかげかなと思う。2018/04/22