出版社内容情報
21世紀は心の時代。人生、商売や経営など、成功するには倫理観「心」を鍛えることが必須だ。商社マン、商社を目指す学生必読の書。
内容説明
商売道の核心。いかに「心」を鍛えて人生やビジネスの荒波を乗り越えていくべきか―。すべてのビジネスパーソンへ、著者渾身のメッセージ!
目次
序 商社の原点を訪れて
第1章 二十一世紀は「心」の時代
第2章 「心」の教育・鍛練
第3章 「心」なくして商売はない
第4章 クリーン・オネスト・ビューティフル
第5章 「心」を鍛える
第6章 リーダーの「心」
著者等紹介
丹羽宇一郎[ニワウイチロウ]
1939年生まれ。伊藤忠商事名誉理事、前中華人民共和国特命全権大使。名古屋大学卒業後、伊藤忠商事に入社。98年に社長に就任。99年に約4000億円の不良資産一括処理を決断し、翌年度決算で同社史上最高益を記録。2004年に会長。10年6月に民間出身で初の中国大使に就任。12年に退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
2
21世紀は心の時代:科学技術と心 人間の仮面を被った動物 何のために生きるのか 良い虚栄心・悪い虚栄心 成長の3条件 心の教育:人生の喜びの根源 家庭・学校・社会 エコノミックアニマル 企業の教育費の減少 社会の教育 心なくして商売はない:伊藤忠兵衛の商売道 自分の人格が柱石 クリーン・オネスト・ビューティフル:社員の信頼 心の経営 心を鍛える:瀬島龍三 自分の常識を磨け 感激・感動の共有 最後まで努力 リーダーの心:日本の危機の縮図・名古屋 心はガラパゴスのまま ポジ→ネガリスト 身を削ってやるもの2021/04/25
kiki
2
心を鍛えるとは何か。人間の成長には、①身体、②知識及び③精神それぞれの鍛錬が必要。中でも精神の鍛錬こそが人間だからこそ鍛えられるもの。それには、読書や人と接することから失敗などの経験を学び、その経験を自分のものにするために考える力を養い、精神を鍛える。心を豊かに保つことで、人からの信頼と信用を得てさらなる成長をしくことができる。人生やビジネスの荒波を乗り越えるために必要なもの。それは心の鍛錬から始まる。社会人となる人に読んでほしい本だと思います。2016/09/25
148cm
1
伊藤忠商事の元社長/会長の丹羽宇一郎氏が商人(ビジネスマン)ひいては人としての「心」の在り方を記した一冊。印象に残ったことをいくつか ◇商売は自分の人格が柱石。商品がよくてもそれを扱う人間が信用されなければ売れない ◇人の心は、死とともに消えてしまう。偉人の知識は学べても、師が亡くなればその心までは真には継承できない。からこそ、鍛錬し続けなければ ◇人間の約30億の遺伝因子のうち、99.9%は誰でも同じ。個体差はわずか0.1%。それでもなお人と人がこれほど違うのは、ひとえに努力の差2017/07/05
モビエイト
1
動物の血が流れているからこそ、易きに流れるのではなく、誠実に行きていかなければならない。トップに立つものは短期的ではなく長期的に物事を見ないといけない。丹羽さんは伊藤忠の中興の祖だと思います。2017/02/24
fuku
0
心に余裕と清さと2016/09/01