内容説明
中学受験に殴り込み!洗脳されやすく、挫折に弱い!息子と闘う母の珍喜劇。母子二人三脚で挑んだ受験を描く、抱腹絶倒の子育てエッセイ。
目次
入塾編 塾ってヤツは(小3・11月;小3・12月 ほか)
受験生活編 受験勉強ってヤツは(小4・11月;小4・12月 ほか)
受験前夜編 受験ってヤツは(小5・2月;小5・3月 ほか)
番外編 中学生ってヤツは(中1・6月;中1・10月 ほか)
著者等紹介
室井佑月[ムロイユズキ]
1970年、青森県生まれ。雑誌モデル、銀座・高級クラブでのホステスなどを経て、1997年に「小説新潮」主催「読者による『性の小説』」に入選し、作家デビュー。小説家、随筆家、タレントとして多岐にわたり活動。2000年に第一子となる男児を出産。近年は、シングルマザーとして子育てをしている立場から、教育問題をはじめ日本社会が抱えるさまざまな問題にも鋭い切り口で言及している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆにこ
73
女である母親は実は強いのに息子を洗脳し、女の子は弱い、男が守らなきゃダメだと思うように育てる。確かにそうだ(笑)うちも一人息子なので、あるあるが多かった。一人で生きていける人間に育てる事が親の務め。まだまだ子育ては続く。2016/09/05
あん
62
反抗期真っ只中の息子と向き合うために参考になればと思い手に取りました。うちの息子も、持ち上げると調子に乗るタイプ。あの手この手を尽くし、甲斐甲斐しく息子さんに尽くす室井さんに共感しまく(^_^;) そして、母親としての息子さんへの愛情が、素直に表現されている手紙にはジーンときました。親にとって子はいつまでたっても子だけれど、私もいつか子離れしないといけないんだなぁと思いながら読了しました。2017/11/15
まーちゃん
60
「親はいつか死ぬ。親の金もいつかは尽きる。ずっと子どもでいられる人間なんて、ほんの一握り。」そして室井さんは中学生の息子を全寮制の学校にやることにした。/笑えて泣けてしんみりして。おもしろかった。溢れる息子愛を蛇口全開で放出することなく、彼にとっての最善を見据える室井さん。過剰に心配し、過剰に気を回し、でもそれらを悟られないよう何でもない顔で送り出す。息子に要らぬ負担を感じさせないために。泣かせるわ。私もそうしたい、そうしようと思いながら、そうもし切れないまま、こんなところまで来てしまったよ(苦笑)2017/04/20
ひほ
39
室井佑月の息子の中学校受験奮闘記。その時々で心が揺れ動くさまが面白くうんうんと頷きながら読了。中学受験は親がかなりがんばらないといけないから大変ですよね。私はそこまでできなかったので大学受験で同じことを思いながらサポートしました。社会へ出る前に一度は一人暮らしするのはいいことだと思います。学生時代だったら何かあったら親が守ってあげることができると思うので・・・。それにしてもなんで男の子ってしょうもないんでしょうね。どこも一緒だなぁと思いました。2016/12/23
はれひめ
35
息子ってヤツは、悔しいけど愛おしくてたまらない存在だ〜との室井さんの叫びが聞こえてくる。その最愛の息子をあの男と称し、息子は室井さんをアンタと呼ぶ。私自身は息子にアンタ呼ばわりされたくないし、コメンテーターの室井さんはなんだかなぁって思うけれど母親パワーは最強だ。息子の将来の武器となるべく学歴や教養を身につけさせる。四六時中息子オンリーの室井さんにほろりとさせられた。受験エッセイの括りだが、中受のお母様の参考にはならないような。2016/08/22
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