内容説明
過去は変えられなくても、その捉え方があなたの未来を変えていく。悩める心に風穴をあける、後悔しない生き方のススメ。
目次
第1章 いくつもの事実
第2章 苦しみの正体
第3章 自分を変えるということ
第4章 悩む性格 乗り越える性格
第5章 過去と向き合う
第6章 新しい人生を開く
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員。ニッポン放送系列にて「テレフォン人生相談」パーソナリティーを40年以上続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
assam2005
28
同じ事象に対し、受け取り方は様々。それは執着・非執着・無執着に分けられる。人は無意識に見たいものだけを見る。これが執着に結び付くと苦しむ。執着ではなく、多面的な視点でモノを見れる非執着になれ、という。これが自力ではなかなか難しい。「"心配したじゃない!"という言葉も、何かやましい時には罪悪感から嫌な言葉として聞こえ、何もない時には嬉しい言葉となる」。その時の状況、相手の信頼性、自分の心理状況で、これだけ受け手の感じ方は変わってくる。言われてみれば「なるほど」。相手が口答えするのはそういうことか。(苦笑)2019/03/17
みんと
21
最大のパラダイム・シフトは自己憎悪から自己受容へというように捉え方次第でその人の生きてゆく世界が全く違ってくるということである。 日常のささやかなことから幸せを感じ取れれば良いのだが多くの人は、現実の苦しみをなくすことが幸せなのだと思ってしまうのだ。 実際、人生に悲しみや苦しみはなくなることはないのだから変わらない事実を上手く自分の中で解釈できるようにしたい。2016/12/03
aloha0307
16
読み進めるうち、以前感銘を受けたアドラー心理学と重なる部分が多い事を発見 ものの見方でいくらでも、物事の捉え方を変えることができます。事実が人に影響を与えるのではなく、事実に対する解釈次第でpositiveにもnegativeにも~これを知っておくだけで、より豊かな人生に繋がるのではないでしょうか。”自分を特別とは決して思わない”~これも真理だね。学卒後邦銀某支店同期:東大農学部君 自分は優れていて創造力がある故、次の異動は大手町本社と自ら明言。他をバカにしたような物言い..この輩、今頃どうしているんだろ2016/11/25
roatsu
14
仕事でも何でも生きていれば困難を感じ、対処する上で躊躇する事柄には多く突き当たるがその際、自分は何を以って今そう感じるのか理解し、心の持ちようを適切に決めて対処する上で本書と一連の著作は大変役立つと思う。多くの困難な事柄の正体は、自らそう感じている解釈なのだと気付ける記述が繰り返し平易に述べられる。人生には死ぬまで困難が付きまとい、それが当然なのだという真理を弁えるだけでも相応に覚悟が決まり日々を生きやすくなるのではないか。心理的健康を保ち苦労を成長の糧と享受できる生き方をしたいと思う。2016/02/15
kaname
11
「事実」はその人のパーソナリティで曲がってしまう、その人に問題があればどんな事もネガティブになってしまう、と言ったもの。タイトルはポジティブに感じるのですが、読むとネガティブに思えるのは私のパーソナリティに問題があるのかしら。2016/08/31




